V.A. / Stop Me if You Think You've Heard This One Before (2003)

hidizo2005-11-11



番外編で彼らが参加したコンピレーションをひとつ。


彼らのリリース先はアメリカではJagjaguwarだが、ヨーロッパではラフ・トレードになる。彼らも、そのラフトレの25周年記念コンピに参加している。
このコンピ自体なかなか面白い企画で、現在ラフトレと契約しているミュージシャン達が、他のラフトレのミュージシャンの曲をカバーする、と言うもの。こういう企画だと、「過去の」というタームを入れたくなるが、何故かストロークスのカバーが幾つも入ってたりする。


で、ONEIDAの面々は何とジェイムズ・ブラッド・ウルマー、それも「Jazz is the Teacher, Funk Is The Preacher」のカバーに挑んでいる。あの強力なハードロック・ファンク・フリー・ジャズとでも言いたくなる原曲を、彼らの十八番の、カクカク疾走するタイプのアレンジに落とし込んでいる。キーボードかギターか判らないが、ディストーションっぽいノイズを延々鳴らし続ける喧しさ、壁を塗り込めるような圧迫感。
原曲の。何にも囚われない自由な破壊力を、逆にガチガチの型に押し込むような、全く別のベクトルに向けた破壊力があると思う。
このハマリようといったらない。他にも面白いカバーが幾つも入ってるアルバムですが、かなり目立ってると思う。


捨て曲の少ない企画盤。他の曲も良いのでお奨めです。


1.Eastern Lane - Fa Ce La
2.Adam Green - Eating Noddemix
3.Mystic Chords of Memory
4.Oneida - Jazz is the Teacher, Funk Is The Preacher
5.Elizabeth Fraser - At Last I Am Free
6.The Hidden Cameras - Dunes
7.The Tyde - Tell Me
8.Royal City - Is This It
9.Alasdair Roberts - I Had a Little Boat
10.Delays - Ride It On
11.The Veils - Lions After Slumber
12.Jeffrey Lewis - Part-Time Punks
13.British Sea Power - Tugboat
14.The Detroit Cobras - Last Nite
15.The Fiery Furnaces - Winter
16.Belle & Sebastian - Final Day


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